フェリーニ&ニノ・ロータ研究〈オーケストラ・リハーサル〉 [作品研究]
今日は午後から フェリーニ&ロータ研究!
1979年制作の Prova d' orchestra 邦題「オーケストラ・リハーサル」
同年ロータが病気で亡くなったため これが最後の共同制作作品になります
設定は テレビ局がとあるオーケストラに取材にきた というもの
題名の通り 確かに「ある日のオーケストラの練習風景」を描いた作品ですが
つまるところ 支配者と労働者の問題 さらには政治的問題 なわけです
若かりし頃はいろんなオーケストラで エキストラの仕事もしていましたから
この映画に出てくるような ユニオン(労働組合)の話もわかりますが
歴史や国民性が違うにしても 「それはないでしょ〜」という事も多々あり…
劇中 各楽器の奏者がインタビューに答えるのですが そのコメントが面白い
楽器の 役割とか 特性とか 歴史とか 奏者の気質とか
原稿はフェリーニが書いた という事ですが 本当ならば かなりな音楽通です
ロータはこの作品の為に 5曲のサウンドトラックを残しました
映画のほとんどが インタビュー風景 という作りで
オケの練習のシーンで ロータの作品を演奏しているわけですね
フェリーニの映画の楽団員や指揮者は おそらくみな役者さんです
一応 音楽に合わせて弓を動かしていますが 指板を押さる指は全く動かず
誇張されたウオーミングアップや 金管のベルアップも 笑いを誘います
数年前に のだめ というテレビドラマ(映画化も)が流行りましたが
あのオーケストラには プロ奏者や音大生もたくさんはいっていました
そして 役者さんたちも すごく頑張って 運指とか演奏法を勉強しました
遠巻きに見ているぶんには 本当の音楽家に見えるくらい・・・
おおらかなイタリア人と 勤勉な日本人のギャップが 面白いですね
1979年制作の Prova d' orchestra 邦題「オーケストラ・リハーサル」
同年ロータが病気で亡くなったため これが最後の共同制作作品になります
設定は テレビ局がとあるオーケストラに取材にきた というもの
題名の通り 確かに「ある日のオーケストラの練習風景」を描いた作品ですが
つまるところ 支配者と労働者の問題 さらには政治的問題 なわけです
若かりし頃はいろんなオーケストラで エキストラの仕事もしていましたから
この映画に出てくるような ユニオン(労働組合)の話もわかりますが
歴史や国民性が違うにしても 「それはないでしょ〜」という事も多々あり…
劇中 各楽器の奏者がインタビューに答えるのですが そのコメントが面白い
楽器の 役割とか 特性とか 歴史とか 奏者の気質とか
原稿はフェリーニが書いた という事ですが 本当ならば かなりな音楽通です
ロータはこの作品の為に 5曲のサウンドトラックを残しました
映画のほとんどが インタビュー風景 という作りで
オケの練習のシーンで ロータの作品を演奏しているわけですね
フェリーニの映画の楽団員や指揮者は おそらくみな役者さんです
一応 音楽に合わせて弓を動かしていますが 指板を押さる指は全く動かず
誇張されたウオーミングアップや 金管のベルアップも 笑いを誘います
数年前に のだめ というテレビドラマ(映画化も)が流行りましたが
あのオーケストラには プロ奏者や音大生もたくさんはいっていました
そして 役者さんたちも すごく頑張って 運指とか演奏法を勉強しました
遠巻きに見ているぶんには 本当の音楽家に見えるくらい・・・
おおらかなイタリア人と 勤勉な日本人のギャップが 面白いですね
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