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20年前にプレイバック!〈沢田研二 Act Boris Vian〉 [ライブ・コンサート]

今はアコーディオン界のスターとして広く知られているcobaさん
(当時は小林靖宏さん)から深夜に突然電話がかかってきました。
「3月に半月ほどやる沢田研二さんの一人芝居公演のバンドの編成に
マリンバとパーカッションが入っているんだけど、やってみない?」

小林さんとは、師匠の大編成のバンドで何度かご一緒した事があったので、
「アドリブとかの世界でなければ…」と気軽にお引き受けしました。
そして稽古が始まり、1ヶ月半にわたる壮絶な戦いの日々の幕をあけました。

♪俺はスノッブ
 http://www.youtube.com/watch?v=7JhXd-MzeM8

楽譜を見ると音符があんまり書いてなく、そしてやはりad-libの文字が!
未だかつてやった事のないこんな洒落た「大人の音楽」・・・
本当に私で大丈夫なんでしょうか?

♪MON AMOUR JE VIENS DU BOUT DU MONDE(巴里に一人)
 http://www.youtube.com/watch?v=OYI6LO2dACA

実はフランス・デビューしていた沢田さんのオリジナルのシャンソン。
ジュリーは井上堯之バンドとかをバックに歌っているイメージが強いので
今あらためて聞いてみるとマリンバ伴奏は不思議な感じがしますね。

♪墓に唾をかけろ
 http://www.youtube.com/watch?v=vxinIQvCXQY

マリンバがフィーチャーされ、濃い共演者に負けじと奮闘した劇中曲。
作曲はcobaさんで、沢田さんは間奏でチャールストンを踊りました。
共演者はCl&Sax. 十亀正司さん、Bass 渡辺等さん、Dr.&Perc.仙波清彦さん。
・・・だってみんな毎回演奏が違ってて、ホントにすごかったんですから!

ジュリーのオリジナル曲だってcobaさんの編曲にかかると・・・

♪きめてやる今夜
 http://www.youtube.com/watch?v=TfLWYuDhzIU

作・編曲は小林さんと作曲家の林光先生が半分づつ担当され
動画UPはされていないけど「鉄の花」という林先生の曲が好きでした。
さすがに劇伴のお仕事をたくさんされているだけあって
沢田さんも「これは歌いやすい!」とおっしゃってました。

Boris Vianの生涯をたどりながら沢田さんの歌で綴った公演は
長時間演奏で疲れきった腕で、Pからだんだん大きくなってゆき
fffのまましばらく鳴り続けるティンパニとともに幕を閉じました。

♪憎みきれないろくでなし
 http://www.youtube.com/watch?v=IJofeYz9gAo

動画の収録日は1990年の3月17日(グローブ座にて)
当然のことながらバンドはまるきり映っていませんが
20年前のちょうど今頃、確かに私は自分自身と戦っていたようです。


タグ:You Tube
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